目次

• • • 1. 会社概要
    • 2. 事業内容について
    • 3. 現状の株価について
    • 4. 直近の決算内容について
    • 5. 投資上の留意点
    • 6. 結論
    • 7. 株式投資を始めたい方へ

会社概要

設立年:1951年
本社所在地: 札幌市中央区大通東1丁目2番地
事業内容: 電力の供給と関連事業
従業員数: 約2,500人

株式情報

上場市場: 東京証券取引所
銘柄コード: 9501
東証業種名: 電気・ガス業
上場市場名: プライム
株式利回り: 20円 1.68%
株主優待: なし
株価収益率（PER）:3.7倍
株価収益率（PBR）：0.81倍
1株当たり利益（EPS）：321.5円
1株当たり純資産（BPS）：1,458円
自己資本利益率（ROE）-8.58%
総資産利益率（ROA）-1.09%

事業内容について

北海道電力は、以下の主要な事業活動を行っています。

電力供給事業

北海道電力は、北海道全域にわたって電力を供給しています。主に、水力発電、火力発電、および新たな再生可能エネルギー源からの電力生産に力を入れており、安定したエネルギーの確保と環境への配慮を両立させる取り組みを進めています。特に、再生可能エネルギーの導入拡大に努め、持続可能な社会作りに寄与しています。また、需要が高まる時期や天候に左右される状況にも対応できるよう、供給体制の強化と技術開発にも注力しています。

エネルギー関連サービス

この事業では、電気の供給に加えて、エネルギーの効率的な使用を促進するためのサービスを提供しています。例えば、省エネルギーソリューションの提案や、エネルギーマネジメントシステムの導入支援などが含まれます。企業や個人がエネルギーをより効率良く、かつ環境に優しい方法で使用できるよう支援し、CO2排出量の削減に貢献しています。

地域貢献活動

北海道電力は、地域社会の発展と環境保全を目的とした多様な活動を行っています。環境教育プログラムの実施や地域の文化活動の支援、自然災害時の支援活動など、地域に根差した企業としての役割を果たしています。また、地域の特性を活かした環境保全活動を展開し、持続可能な地域社会の構築に努めています。

現状の株価について

北海道電力の日足1年チャートは、昨年の8月から、今年の3月までレンジの相場でしたが、3月に長いレンジをブレイクしました。ブレイクした後は、右肩上がりの上昇トレンドに変わり、4月には一気に出来高が急増しています。上げ幅も出来高と共に、大きく上昇して3月のブレイクから、すでに100％上昇となっています。とても強いチャートになっていますね。一度1,280円の所で長いひげを付けましたが、また同値を取り戻し、上ヒゲを否定して、新高値の期待が持てますね。決算期待もあると思います、4月26日決算です。どうなるか。

直近の決算内容について

北海道電力の直近の決算内容をまとめます。

連結業績

2024年3月期の第3四半期において、北海道電力は連結売上高が6856億円で前年同期比9.9%の増加を記録しました。営業利益は810億円と大幅に改善し、前年同期の268億円の損失から黒字転換しました。経常利益と親会社株主に帰属する四半期純利益もそれぞれ737億円、536億円と大きく回復し、前年の赤字から好転しています​。

財政状態

2024年第3四半期末の総資産は2兆1141億円で、前年同期の2兆933億円から増加しました。純資産は3128億円に増加し、前年の2581億円から改善されました。自己資本比率は14.2%に向上し、前年の11.7%から財務構造が強化されています。

配当状況

2024年度には、中間配当として1株あたり5円が宣言され、期末配当予想は1株あたり10円とされています。これは前回の予想を維持しており、株主への利益還元と財務安定を両立させる方針を示しています。

業績予想

2024年3月期通期の連結売上高は9530億円で、前期比7.2%増の見込みです。予想される営業利益は770億円、経常利益は640億円、親会社株主に帰属する当期純利益は550億円です。1株当たりの当期純利益は260.88円と予測されています。

事業情報

• 売上高は前年同期比で737億円増加の6175億円となり、経常利益も933億円増加して627億円と大きな好転を達成しました。この増加は、電気料金の見直しや卸売量の増加、燃料費等調整制度の影響が大きく寄与しています。特に、他社販売電力量の増加が顕著で、安定した収益基盤を支えています 。
• 電力の送配電の売上高は、前年同期比で296億円減少の2266億円でした。ただし、経常利益は138億円増加して76億円となりました。主な要因は託送料金の改定や卸電力市場価格の低下に伴う収支改善です。需給調整費用の減少が収益に寄与しています 。
• 建設業など北海道電力および北海道電力ネットワーク以外の子会社の活動の売上高は、前年同期比で88億円減の1034億円、経常利益は前年同期と同程度の65億円でした。原価削減努力が持続され、安定した収益を維持しています 。

北海道電力株式会社の2024年3月期第3四半期の決算報告によると、売上高は6856億円で前年同期比9.9%増、営業利益は810億円で大幅な黒字転換を達成しました。経常利益も737億円に増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益は536億円に達し、経営の大幅な改善が見られます。この好調な業績は、電気料金の見直し、卸売量の増加、及び燃料費等調整制度の影響によるものです。また、総資産は2兆1141億円に増加し、財務状態も強化されています。2024年度の期末配当は株式1株あたり10円を予定しており、株主への利益還元も継続しています。全体として、北海道電力は業績回復の道を着実に歩んでおり、経営戦略の成功が示されています。

投資上の留意点

燃料価格の変動

北海道電力の業績は、燃料費等調整制度に大きく依存しています。国際的な燃料価格の変動が直接的な収益への影響を及ぼすため、原油や天然ガスの市場価格に注目が必要です。価格の高騰は経営に大きなリスクをもたらす可能性があります。

再生可能エネルギーへの移行

再生可能エネルギーへの政策的なシフトが進む中で、その適応速度が経営戦略の鍵を握ります。太陽光や風力などの再生可能エネルギー源への投資拡大は長期的な収益性に影響を与えるため、その進捗状況を見守る必要があります。

規制と政策変更の影響

電力業界は政府の規制と政策に大きく左右される業界です。特に電気料金の規制や環境に対する新たな要求は、事業運営に直接的な影響を及ぼします。政策の変更や新しい規制が導入される可能性には敏感である必要があります。

結論

北海道電力株式会社は、2024年3月期の第3四半期において顕著な業績回復を遂げています。売上高は前年同期比9.9%増の6856億円、営業利益は810億円と前年の赤字から大幅に改善しました。この成果は、電気料金の見直しや卸売量の増加によるものであり、燃料費等調整制度の効果も寄与しています。財務状態も強化され、総資産は2兆1141億円に増加。再生可能エネルギーへの積極的なシフトと規制への適応が今後の成長戦略の鍵となるでしょう。北海道電力は、安定した配当政策を続けながら、持続可能なエネルギー供給に向けた取り組みを進めています。

現在の市場環境と未来の成長戦略に焦点を当てまとめていますが、
売買をお勧めしているものではございません。
投資は常に未来に対する賭けであり、成功の保証はありません。
自身のリスク許容度等を慎重に評価し自身で判断してください。
必ず免責事項に目をお通しください。免責事項

株式投資を始めたい方へ

自分の資産を成長させる第一歩として、証券口座の開設をお勧めします。証券口座を開設することで、株式市場への参加が可能になり、様々な企業に投資して資産を増やすチャンスを得られます。また、リアルタイムで市場の動向を追跡し、投資や経済の知識を深める絶好の機会にもなります。どなたでも簡単に開設できるオンライン証券会社が多数存在します。IPOに沢山参加するためにも、全ての口座を開設することを強くお勧めします！

SBI証券ってどんな証券？こちらの記事で詳しく解説
新NISAとSBI証券で未来へ投資！業界NO1のサービスで賢く資産形成[PR]

楽天証券ってどんな証券？こちらの記事で詳しく解説
楽天証券で始める新NISA。2024年投資成功への鍵[PR]

松井証券ってどんな証券？こちらの記事で詳しく解説
【2024年最新】新NISAで始める！松井証券を活用した資産形成のスタートガイド[PR]